機材紹介【アンプ編】Kemperアンプレビュー①

機材紹介

 使用しているアンプを紹介したいと思います。

 Kemper Profiling Amplifier Power Rack

 読みは、ケンパープロファイリングアンプリファイヤーパワーラックです。

 通常はケンパーと呼びますね。

 このケンパーは3年以上前に手に入れました。ちなみにパワーアンプ内蔵型です。

 ギターの音色の9割以上はアンプキャビネットで決まるといっても過言ではないでしょう!

ちなみにキャビネットは

Hughes & kettner の2発です。

 ケンパーってよく聞くけど、いったい何なの?という方もいるでしょう。欲しいと思っているけどどうしよう?って方もいるでしょう。私が使ってきた経験で語りましょう。

 買う買わないは 自分で決めてください としか言いませんが(笑)

 結論から言いますが、ケンパーにして本当に良かった!!

 

 皆さんが思う良い音って何ですか?

  •  メタルのズンズンした歪んだ音?
  •  ロックなガッツある音?
  •  チャキチャキしたカッティングの音?
  •  アコギやクラシックギターの音?

 良い音って人それぞれですよね??

 そんな良い音を高確率で出してくれるのがケンパーだと思います!!

世界中のアンプの音が出せる!

  まずはこれですよね。 これ本当なんです

 こちらをご覧下さい ☟ これはケンパーを買うと無料で使用できるRig Managerというものです(パソコンにてダウンロード。ケンパーとパソコンはUSBでつながっています。つなげておけばアップデートもパソコン経由で行えます。)

 ちょっと見えにくいですが、左上の緑の色が付いている個所を見て下さい。

 All Rigs(18519)と書いていますね。

 Rigとは1つのアンプだと思って下さい。そしてそのRigを自由に自分のケンパーに入れて使用出来るんです。

 つまり・・・18,519個のアンプを持っているということです!!無料です。

 凄い時代になったと思いましたよ本当に。 

 もし気に入る音が無かったとしても、有料Rigもネットでデータ販売しています。

 私もいくつか有料Rigを使用しています。

ケンパーを使ってアンプの音を取り込める!

 ケンパーの本名は、ケンパープロファイリングアンプリファイヤーです。

 ケンパーが従来のモデリング(アンプの音に似せた)アンプと違う点が、アンプをプロファイルという独自の機能を使用し、音やフィーリングを抽出し取り込める事です。

 まあ簡単に言うと、アンプをコピー出来る機能です。

 さっきのRig Managerにあれだけの数が有ったのは、世界中の人がプロファイルしたデータがアップされているということです。

 例えば、アンプを5台持っている人がケンパーを持てば、ケンパー1台にアンプを全部取り込み、アンプ売っちゃおう♬ とか出来るわけです。

 それが他のモデリングアンプとの違いです。

 (スタジオにある高級アンプ・・あの音最高なんだよなぁ・・・ケンパー持っているから取り込んじゃえ!⇒許可を得てから自己責任でお願いします。)

 そんなこともやろうとしたら出来るわけです。

ケンパー購入までの流れ

 皆さんエフェクターはお好きですか?それともアンプ直がお好きですか?

 私はアンプ直派です。 というかエフェクターが好きではないんです

 音の好みで言いますと、アンプにシールド1本で歪のみ掛けたサウンド!

 空間系(リバーブ・ディレイ等)は掛けてもごく少量で。基本要らない。

  私のアンプ歴は、小さなコンボアンプ(15w~30wくらい)を除いて

  • Blackstar series one 100 ~ 100w
  • Blackstar HT METAL ~ 真空管搭載エフェクター
  • Hughes & kettner Grand Meister 36 ~ 36w
  • Hughes & kettner  TRIAMP mk2 ~ 100w

 等、真空管アンプが好きで使用していました。

 Blackstar series one 100の音は良かったです!・・・が、100wアンプは重い!重すぎる・・・ライブの度に持っていくのは嫌になります。それとフットスイッチで音色を変えていましたが、押した瞬間に切り替わらず、タイムラグが一瞬あったんですよね。ソロで踏んだらフレーズの頭が少し消えるみたいな。重いのもあって手放しました。

 重いのが嫌になった私、次は、BlackstarHT METAL というエフェクターを使用しました。またBlackstar(笑) 真空管が入ったエフェクターで歪の音は良かったです。しかしノイズが・・・ 。ジージーと。弾かないとき目立つんですよ。いやすぐボリューム絞れよ!という声が聞こえてきますが、またすぐ弾く場面等あるじゃないですか?メンドクセーってなりましたね。それほど歪ませてはいなかったこともあり、ノイズが出ない所まで歪を下げる⇒好きな音から外れる。音って難しいですよね~音は好きなのでまだ手元にありますね。

 Hughes & kettner Grand Meister 36wは軽くて歪の音も最高! 歪の音で言ったら今までで一番好きな音かな? が、クリーンの音量が微妙に小さい。ライブで切り替えるとどうしても小さくなってしまう。悩んで悩んで手放しました。 調べると今は40wが出ている! それなら音量も足りるかな?! 欲しい・・・(笑)

 ついさっき重いアンプは嫌だから売った話をしたはずなのですが、次は

 Hughes & kettner  TRIAMP mk2・・・これ半端なく重かった。いや、事前にわかってたはずなのに買ってしまったなぁ(笑)一度最高峰のHughes & kettnerを弾いてみたかった。   このアンプはクリーンの音が凄まじく良かった! 歪も気に入ってました。けど・・・車に積むのも嫌になっていましたね。無理。

それと、本当に自分の音を出したければ、アンプヘッドのみではなくキャビネットも持っていく必要があります。最初に書きましが、キャビネットも相当音を変える要素があります。ライブ等で借りた場合、せっかく作っていった音とは完全に聞こえ方変わります。私は当初、4発スピーカーのキャビネットを使用していましたが、途中から現在使用している2発スピーカーに変更し軽量化しました。

 それが約3年前。重くないものを探す旅をしておりましたが、モデリング系のマルチエフェクター(当時はあまり質が良くなかった)の試奏、他のバンドの方の機材等(みんなマーシャルの100w使っていました(笑))いろいろ物色の旅でしたね~

 その時・・・組んでいたバンドの相方(ギター)がケンパーを買ったんです! ケンパーの存在は知っていました。当時買っていたヤングギターにも特集されていましたし。

 けれど買う気はサラサラありませんでした!

 だって・・・高いもん! 本体とフットスイッチで36万ですよ??

 なにせ、試し弾きも出来ない、見たことも触ったことも無いものに36万出せますか??

 なので全く買おうとしてなかったとこに実機が目の前に・・・

 あれは、クリスマスのライブイベントに参加した際のリハーサル終わりでした。時間がかなり空いていたため相方がケンパー弾いてみて良いよ悪魔の言葉を投げかけました。

 そりゃ弾きますよねマーシャルから始まり5150のサウンド、クリーンはフェンダーみたいな。会場は結婚式で使用出来るような大きな場所で。 そこで弾いた感じではモデリングアンプで良くあったデジタル感は無く、アンプそのものでした。 聞いてる関係者も良い音のアンプだね~と。

 揺れましたね~。ケンパーは単にデジタルアンプなので重量は5㎏ほど。軽い。

 ちなみに先ほど話したHughes & kettner TRIAMP mk2の重量は22㎏(笑)いやもっとある印象でしたが。 

 真空管アンプは構造上音量を上げないと本領を発揮できません。ライブでは良いですが、家で音作りする際は困ることになります。(私は田舎の一軒家なのである程度は音出せましたが)

 その点ケンパーは音量で音色の変化も少なく使いやすい。

 迷っていたところに楽器屋さんの無金利ローンの文字が・・・

 という経緯で購入に至る。(やっとローン終わった・・・)

 

 

 

私が思うケンパーの悪い点

 これまでべた褒めでしたが、全てが完璧なものなんてこの世には無い。

  1. プロファイリング時の音
  2. 全体的な音の傾向
  3. 本体の質感
  4. 値段 

1.プロファイリング時の音

 アンプを取り込む際になんとも言えない音(UFOみたいな?)音が出ます。 私は日曜日の朝に初めて行ったのですが家族が飛び起きてきました(笑)そんな音が出て、エラー表記。もっと音上げろと。家でやるものではありませんな。諦めました。

2.全体的な音の傾向

 どれだけプロファイルの機能が素晴らしくても、最終的に出している音は真空管を通って出ていないのです。 100%同じ音が出るわけではありません

 イメージとしては、

 真空管は立体的な丸い塊の音

 ケンパーはざらっとした平面な音

 元のアンプの音が100だとしたら、ケンパーは90~95かな?ほぼ同じ音ですが聞こえかたが違う感じです。

 ライブで使用すると音圧も違いが出ます。真空管は音圧がかなり出ます

 〇これは考え方ですが・・・

 バンドのギタリストは音圧命!!な方が多いような。 もちろん音圧の凄い音は気持ちよく、ライブ最高みたいな! 気持ちはわかりますが、私は、バンド=アンサンブルという考え方なので。みんなバランス良いのに、一人のギタリストだけ音圧凄かったらどうですか? そういう意味ではケンパーに変えてから音作りが楽になりました。もちろん音圧が無いわけではありませんよ?あくまで私が使ってきた真空管アンプとの違いです。

 本当に真空管の音が必要な方は真空管アンプを使いましょう

 結局音は自己満足の世界です。 

3.本体の質感

 値段の割にちょっとなぁ・・と思いますね! ドイツ製です。ドイツといえば強固なイメージがあったんですが。ラック式なのでケースに組み込む前提なのはわかりますが、もう少しガッチリしていたらラック必要ないじゃないですか。ラックケースに入れると重量が・・・(笑) 

4.値段

 いや、わかりますよ? だって世界中のアンプを好きなだけ取り込めますし。

 フリードマンのアンプなんて弾いたことあります?ケンパーならなんぼでも自分のものにして弾けますよ。     

 そう考えたら安いですよね。そう考えたらですが。

 私の使用状況ではプロファイル機能を省いた半額ケンパー希望です(笑) 

 これがケンパーのフットスイッチです。ライブ中とかにセットした音色を瞬時に変えることが出来ます。

 これは相当頑丈な作りです! 7マンするし・・・これが高いよなぁ(笑)万が一壊れたら怖い。

総 括

 最初にも書きましたが、ケンパーを買って本当に良かったです。

 ライブが出来ない現在、宅録にも力を発揮できるのもありがたい。

 結局、アンプは自分が好きな音が出れば良いんです。誰かと同じ音を求めるより自分だけの音がある方が武器になりますよ。アンプだけではなくギターもそうです。色々なアドバイスをする方いますが、結局自分が欲しいギター買うしかないでしょう?

 欲しいギター・アンプ買って自分の音を探して楽しむのが全てじゃないですか?

 せっかく自分が選んだのだから愛してあげましょう!

 ケンパー編は続きます。動画で色々やってみたいとも思っています。

 完全に私の主観です。感じ方は人それぞれなのでご了承下さい。 

こんな感じでやっております

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